薬剤師 派遣会社の選び方
薬剤師の派遣を請け負っている薬剤師派遣会社は
たくさんあるようで実は限られています。
登録した会社が実は薬剤師派遣業務をやっていなかった・・・
なんてことがないように
薬剤師転職サイト比較のページの雇用形態に
「派遣」と記載してありますので確認後に登録すれば大丈夫です。
やはり自分の身を置く会社ですから、比較的規模の大きい会社が安心でおすすめです。
派遣薬剤師で働くということは、今から登録される派遣元受会社に籍をおいて、
そこから派遣先薬局に派遣されて働くという形になります。
ですので、社会保険や年金などは派遣元で加入します。
ちなみに雇用形態には「紹介予定派遣」というものもあり、
こちらは一定期間派遣された後(例えば1年間)に、その職場を気に入った場合には、
あなたと派遣元会社と派遣先会社の三者が契約期間後に合意すれば、
派遣先薬局に正式に就職して、正社員へという流れの派遣契約になります。
派遣薬剤師のメリット
正社員になってしまうとどうしても、残業や転勤などで
家庭と仕事のバランスをとるのが難しくなりますが、
派遣社員であればそんな心配はいりません。
自分のライフスタイルに合った職場を探すことができます。
ひとつの薬局に就職してしまうと経験できる処方せんの内容は限られてしまいますが、
派遣社員なら一定期間ひとつの職場を経験すれば、
また次の派遣では別の職場になりますので、ひとつの会社に在籍するよりも
はるかに多くの処方せんを経験できるので非常に勉強になります。
派遣薬剤師の場合は自分で希望する勤務時間を選べます。
例えば、「朝が苦手なので、お昼から夜までの勤務がいい」とか
「毎週、火曜日と金曜日は習い事があるので休みたい」
「来年の春に引越しするので、それまでの期間だけ働きたい」などです。
派遣薬剤師ならすべて可能です。
薬剤師の時給は他の業種の時給と比べても高いですが、
派遣薬剤師に関してはさらに高額になるケースが多いです。
正社員やパートであれば、毎日辞めるまでずっと同じ職場で働きます。
しかし派遣薬剤師は一定期間が来れば自動的に退職できますし、
その派遣期間も自分で設定することができます。
ですので、人間関係のトラブルや少々辛いことがあっても
「〇月△日で派遣期間終了だから」と思えば意外に精神的にも余裕が出てきます。
薬剤師派遣の注意点
薬剤師の派遣先選びはまず条件を明確に
時給が高いに越したことはありませんが、時給だけではありません。
色んな調剤薬局で勉強したいために
派遣社員を選択する薬剤師の方もたくさんいらっしゃいます。
意外とおろそかにされがちな派遣先の希望条件。
しっかりと自分の希望条件を明確にしましょう。
社会保険や年金、薬剤師賠償責任保険について
社会保険は派遣先に加入するのではなく派遣元の会社で加入します。
また最近では薬剤師賠償責任保険の加入は、派遣元会社が加入させてくれるのが一般的です。
仕事のブランクがあるけど大丈夫?
主婦の方や子育てがひと段落した女性の方にとっては大きな悩みです。
今、薬剤師の派遣元企業はどこでも非常に手厚い薬剤師教育を行っています。
例えば、日本調剤の子会社「ファルマスタッフ」では、派遣薬剤師が派遣先で
疑問に思ったことやトラブルなどを選任のスタッフが対応する仕組みになっています。
ですので、知識に不安がある方やブランクのある方でも安心して仕事に就くことができます。
もし派遣先での仕事内容が条件と違っていたら
ズルズルと残業をさせられる、休日が思うように取れないなど、
最初の条件と違ってきたら、改善してもらうようすぐに派遣元に相談するようにしましょう。