薬剤師 仕事

「薬局」と「薬店」と「ドラッグストア」の違い

薬局は、薬剤師が常駐し、薬を調剤する調剤室が併設されています。
また、薬局では、医師の処方箋に基づいて薬を調剤する医療用医薬品と、
一般用医薬品(OTC薬、市販薬)のどちらも取り扱うことができます。

 

薬店では、一般用医薬品は取り扱えるが、
薬剤師の常駐や調剤室がなく、医療用薬品を扱うことはできません。

 

ちなみに、一般用医薬品は、リスクが高いものから順に
第一類・第二類・第三類医薬品に分類されます。

 

第一類医薬品を扱う薬店では、薬剤師か業務3年以上の登録販売者を、
第二類・第三類医薬品のみを扱う薬店では、
薬剤師か登録販売者を店舗管理者として置かなければなりません。

 

また、購入者への対応は、第二類・第三類医薬品は薬剤師か登録販売者でよいですが、
第一類医薬品の販売には薬剤師が対応しなければいけません。

 

ドラッグストアは、一般用医薬品のほか日用品なども扱うところという
イメージが強いですが、薬店を英語にしただけで、基本的には薬店と変わらないです。

 

ただし、薬剤師が常駐し、調剤室を併設したドラッグストアも増えてきており、
必ずしもドラッグストアが薬店であるとは限らず、
薬局として医療用薬品も取り扱える店舗の場合もあります。